2017/03/08【ノロウイルス集団食中毒】群馬・高崎市のノロ集団感染 現場の病院は「衛生環境しっかりしていた」 経路の特定難しく /群馬県高崎市
【ノロウイルス集団食中毒】群馬・高崎市のノロ集団感染 現場の病院は「衛生環境しっかりしていた」 経路の特定難しく /群馬県高崎市
群馬県高崎市の昭和病院で入院患者2人が死亡したノロウイルスの集団感染。同市などによると、2月20日から入院患者が次々と嘔吐(おうと)や下痢などの症状を訴え、今月7日までに発症したのは入院患者と職員の男女計42人に上る。
死亡した80代女性の1人はノロウイルスによる脱水症で、もう一人はノロウイルスが引き起こしたかは不明だが、誤嚥(ごえん)性肺炎で死亡。いずれの女性からもノロウイルスが検出された。他の感染者に重篤者はおらず、快方に向かっているという。
同市によると、ノロウイルスは感染力が非常に強く、ウイルスが口に入ったり、感染者の近くで直接感染するなど、特に人が多く集まる場所で感染しやすいという。ただ、同市の立ち入り調査では「病院内の消毒や衛生環境はしっかりしていた」といい、「外部から持ち込まれることもある。感染経路は特定できなかった。今後も特定は難しい」としている。
病院では、感染者や症状のある患者を個室などで集約管理し、面会制限も実施している。同市では感染予防に「手洗い、消毒を厳重に徹底するようにしていく」としている。
http://www.sankei.com/life/news/170308/lif1703080037-n1.html