【ノロウイルス食中毒】食中毒の発生について /千葉県
概要
平成29年3月21日(火曜日)午前9時頃、市川市内の飲食店から「当店の利用客から下痢、嘔吐、発熱等の症状を呈した旨の申し出があった。」旨の連絡が市川保健所にあり、調査を開始した。
調査の結果、市川市内の飲食店「大黒家」を3月17日(金曜日)に利用した2グループ66名のうち、2グループ22名が下痢、嘔吐、発熱等の症状を呈し、2名が医療機関を受診していたことが判明した。
患者に共通する食品は、当該施設が提供した食事に限られており、患者及び従事者の便から食中毒の病因物質であるノロウイルスが検出されたこと、患者の発症状況がノロウイルスによるものと一致したこと、患者を診察した医師から食中毒患者等届出票が提出されたことから、本日、市川保健所長は、当該施設を原因施設とする食中毒と断定し、営業停止処分を行った。
なお、患者は全員快方に向かっている。
1喫食者数
66名
2患者数
22名(内訳)男性8名58歳~60歳、女性14名12歳~58歳
3受診状況
医療機関受診者2名、入院患者なし
4主な症状
下痢、嘔吐、発熱
5発症日時
平成29年3月18日(土曜日)正午頃から
6原因施設
所在地:市川市八幡3丁目26-5
営業者:増山暁丈
屋号:大黒家
業種:飲食店営業
7原因食品
3月17日(金曜日)に当該施設で提供された食事
(主な献立)刺身(マグロ、カンパチ、イカ、アオヤギ)、天ぷら(エビ、アナゴ、シシトウ、ハス)、煮物(カボチャ、タケノコ、ゴボウ、ニンジン、インゲン、ハス、シイタケ)、ごはん、味噌汁
8病因物質
ノロウイルス
9行政措置
営業停止3日間(平成29年3月23日から3月25日まで)