【ブドウ黒とう病】マスカットに異変“黒い斑点”で畑全滅 /長野県
上品な甘みと香りが特徴のシャインマスカット。その主要産地のひとつである長野県で異変が起きている。
■糖度が19%以上と高く、その名の通り、光り輝く美しい実が特徴の「シャインマスカット」。
■長野県の果樹試験場には、7月中旬以降、「ぶどうの表面に褐色の斑点が出ている」という問い合わせが相次いでいるという。
■黒い斑点の原因は「ブドウ黒とう病」。カビの一種で、感染が広がれば収穫が大幅に減少してしまう可能性がある。
■中野市のある畑では、2000房ほどのシャインマスカットを9月に収穫する予定だったが、全て廃棄せざるを得なかったという。
■長野市では、7月上旬から中旬にかけ、平年の2倍近い雨が降った。ブドウ黒とう病は、雨が降り、湿度が高くなると、胞子が出て感染するため、隣の中野市などで被害が拡大したとみられている。