2019/10/18【マダニ感染症】マダニにかまれ広島の高齢女性2人死亡 /広島県
広島県は16日、マダニが媒介する感染症、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)で、三原市内の80代と90代の女性2人が死亡したと発表した。SFTSが2013年に感染症法に基づき届け出対象になって以降の県内での死亡例は9件目となった。
県健康対策課によると、90代の女性が8日、80代の女性が12日にSFTSと診断され、いずれも15日に死亡した。
SFTSはマダニにかまれることで感染する。6日~2週間程度の潜伏期間の後、発熱などの症状が出る。人から人へは感染しない。マダニは春から秋にかけて活動が盛んになるといい、同課は「屋外で作業をする際は肌の露出を控えて」と呼びかけている。