【マダニ感染症】相生の30代男性がマダニ感染症 兵庫で3例目 /兵庫県
兵庫県赤穂健康福祉事務所(赤穂市)は14日、マダニが媒介するウイルス性感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に相生市の30代男性がかかった、と発表した。
発熱や頭痛を訴えて通院し、現在は回復傾向にあるという。県内でのSFTSの患者は2013年に死亡した豊岡市の80代女性以来、3例目。
同事務所によると、男性は7月上旬に発症。姫路市環境衛生研究所の血液検査で陽性と判明した。ペットを飼っておらず、農作業にも従事していないため、感染経路は不明という。
マダニは国内に広く分布し、草むらややぶに多く生息する。SFTSになると主に発熱や嘔吐、腹痛、下痢などの症状が現れ、死に至るケースも。同事務所は「草むらに入る際は長袖、長ズボンを着用してほしい」などと呼び掛けている。
国立感染症研究所によると、今回の発症を含め全国では37人の患者が確認され、うち4人が死亡している。
https://www.kobe-np.co.jp/ne…/shakai/201707/0010370709.shtml