【マラリア】マラリア:検査・治療をもっと身近に――各地域に救護所を設置
スーダンと南スーダンが領有権を争うアビエイ特別行政区のアゴクで、国境なき医師団(MSF)はマラリア救護所(CMAP)の設置を進めている。
救護所を各地域に設置することで、検査と治療を自宅の近くで受けられるようになる。徒歩で何時間もかけて病院へ行く必要もなくなる。
この取り組みは2017年で3年目。重症マラリアの患者数やマラリア関連死の件数を減らすことに加え、早期発見・治療の進めることも目標としている。
CMAPプロジェクトは、2015年に発生したマラリアの集団感染と重症化への対応として始まった。アゴクでマラリアプロジェクト・チームリーダーを務めるタラ・スミスは「地域内での検査・治療を可能とし、重症化してから長距離を搬送されてくるケースをなくすことが目標です」と話す。
http://www.msf.or.jp/news/detail/headline_3504.html