2019/05/21【リケッチア:ツツガムシ】つつが虫病、タイで年初から1755人 /タイ
タイ保健省によると、年初から5月14日にタイ国内で報告があったつつが虫患者は1755人だった。死者は出ていない。地域別では北部941人、東北部597人、南部190人、中部27人。
東京都感染症情報センターによると、つつが虫病は細菌の一種であるリケッチアによる感染症。リケッチアを保有したつつが虫(ダニの一種)の幼虫に刺されることで感染する。
5―14日の潜伏期の後に、全身倦怠感、食欲不振とともに頭痛、悪寒、発熱などの症状が現れる。体幹部を中心に発しんが現れ、リンパ節の腫れをともなうこともある。通常、抗菌剤が速やかに効くが、治療が遅れると重症化する場合がある。