2019/12/02【取り締まり】年末年始、食中毒防げ 田崎市場で一斉取り締まり /熊本県
食品の流通量が増える年末年始を控え、熊本市と県は2日朝、同市西区の熊本地方卸売市場(田崎市場)で一斉取り締まりを実施し、食品の衛生管理や表示などに違反がないかどうか検査した。
食中毒予防などを目的に1973年から続けている。食品衛生監視員の資格を持つ市職員ら21人が4班に分かれ、市場内を巡回。水産物仲卸業者や青果問屋など75施設と、移動販売車1台を検査し、魚介類が適切な温度で販売されているかや、商品に消費期限などが適正に表示されているかを確認した。
約3500点を検査し、冷凍品の温度管理が不十分だったり、加工品の製造者が未表示だったりした計10件の違反を確認。いずれも業者を口頭で指導し改善を求めた。
巡回した施設には、冬に流行しやすいノロウイルスによる食中毒の予防を促すチラシを配布。市は来月末にかけて、大型量販店や、給食を提供する福祉施設などでも立ち入り検査をする。
https://this.kiji.is/574097906769986657?c=92619697908483575