【対策】小児がん治療用の無菌室、クラウドファンディングで /東京都
小児がんや免疫不全の治療に必要な「無菌室」を増設するため、国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)は5日、クラウドファンディング(CF)で資金の募集を始めた。9月8日までに1500万円を目標にしている。
CF最大手のサイト「レディーフォー」のプラットフォームを使う。プロジェクト名は「小児がんと戦う、みんなの願い。不足する無菌室をつくろう!」(https://readyfor.jp/projects/ncchd-clean-room別ウインドウで開きます)。
「無菌室」は、治療による免疫力低下による感染リスクを下げるために使われる。個人差があるが、1カ月ほど過ごす。利用は、小児がんの3分の1を占める白血病のほか、神経芽腫、骨髄不全、免疫不全にも使われる。
4畳半ほどの広さに、テレビ、トイレ、簡易シャワーがあり、窓越しに家族が様子をうかがえる。