初めての介護施設訪問、キホンを押さえてGO!
家族や知り合いが介護施設に入ることになったら、施設を訪れる機会もあることでしょう。初めてそうした介護施設を訪問することになった場合、まずは何をどうすればいいか、迷うこともあるかもしれません。そんな初めての方に、訪問時のマナーのキホンをお伝えします!
病原菌を持ち込まないようにしっかり手洗い・消毒を!
まずは入口。ほとんどの施設には、入口に手洗いや消毒をする場所が設置してあるので清潔にしましょう。これは外の病原菌をなるべく持ち込まないためにとても大切なことです。ノロウイルスやインフルエンザなどは体力のない高齢者が感染すれば大事になってしまうことも。そのため介護施設は感染症予防にはとても気を使っています。訪問する本人が病気の場合はもちろん、周囲にそういった方がいれば、できる限り訪問は控えましょう。また、流行時期には面会自体が制限されていることもあるので、心配な場合は事前に施設に確認しておくと安心です。
玄関では施設ごとのマナーにそって
手洗いや消毒が済んだら、施設に入ります。そのまま靴で上がるところもあれば、玄関で靴を脱ぎスリッパに履き替えるところもあります。入ったら受付のスタッフに軽くあいさつをしましょう。施設によりますが、そこでマスクをくれるところもあります。先ほどと同じ理由で、病気を持ち込まないための対策です。マスクをもらった場合は、正しく着用してから入室をします。また、訪問記録ノートを書くようになっているところもありますので、各施設のルールに従うようにしてくださいね。
知り合いの家を訪ねるのと同じ
施設は入居されている方々にとっての「家」です。施設の訪問も、他人の家を訪問するのも同じ。すべての人に「お邪魔します」という気持ちで、すれ違う方にも自然に「こんにちは」とあいさつができると良いですね。多床室の施設の場合は、同室の方にも軽くあいさつを。迷惑がかからないように、大声でのおしゃべりや長居は控えるようにしましょう。
また、認知症の方の場合は、知らない人を見ると戸惑うことも。不用意に外に出て危険な目に合わないようにも、扉を閉めるようにしましょう。
手土産はどうしよう。差し入れはしてもいい?
以前「介護のほんねニュース」でもお伝えしたことがありますが、差し入れも施設によりルールが異なります。健康に支障のない範囲でOKというところもあれば、入居者の安全と健康を考えNGとしているところも。差し入れを検討している場合は、事前に確認しておくようにしたいですね。
http://news.kaigonohonne.com/article/1319