【手足口病】手足口病、愛媛で流行の兆し /愛媛県
乳幼児に多い感染症の一種で、口の中や手足などに水ぶくれのような発疹が出る「手足口病」が、愛媛県内でも流行の兆しをみせている。今年は全国的に流行が拡大しており、県などは注意を呼びかけている。
手足口病は5歳以下の乳幼児に多い感染症で、夏場に流行する。くしゃみなどのしぶきや手などが触れ合うことによってウイルスに感染し、口や手足に直径2~3ミリの水ぶくれができる。ほとんどの発病者は数日間で治るが、まれに髄膜炎などの合併症を起こして重症化する場合がある。
県感染症情報センターによると、県内では直近の第25週(19~25日)に37の指定医療機関から前週の114人を上回る130人の患者の報告があった。1医療機関あたりの患者報告数も、前週の3・1人から3・5人となり、4週連続で増加した。