2020/01/28【新型コロナウイルス】新型肺炎の感染拡大防止へ WHOと中国が連携を協議 /中国
中国では新型のコロナウイルスに感染して死亡した人が100人を超え、患者の数も4500人以上に上っています。こうした中、WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は28日、北京で王毅外相と会談し、感染拡大の防止に向けた連携のあり方について、対応を協議したものとみられます。
中国の保健当局、国家衛生健康委員会は28日、新型のコロナウイルスに感染して死亡した人の数が、27日の発表から湖北省を中心に新たに26人増え、106人になったと発表しました。
また、患者の数も1771人増え、チベット自治区を除く中国のすべての省と自治区、それに直轄市で、合わせて4515人となりました。
こうした中WHOのテドロス事務局長が28日、北京で王毅外相と会談しました。
中国外務省によりますと、テドロス事務局長は、感染拡大の防止に向けて、中国と協力を強化し、必要な支援を行いたいと伝えたということです。
これに対し、王外相は、透明性をもって、WHOをはじめ国際社会との協力を強化したいと応じたということで、今後の連携のあり方について、対応を協議したものとみられます。
WHOは、23日に緊急に開いた委員会で、新型のコロナウイルスによる肺炎について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたらないと発表していますが、今回の中国訪問で情報を収集したうえで、今後の対応について改めて判断するものとみられます。
https://www3.nhk.or.jp/n…/html/20200128/k10012262611000.html