2020/01/25【新型コロナウイルス】新型肺炎 中国本土以外は13の国と地域で40人の感染者確認
中国の湖北省武漢を中心に感染が広がる新型のコロナウイルスは、これまでに中国本土以外では、13の国と地域で40人の感染者が確認されています。
これまでに中国本土以外で確認された感染者の数は、タイと香港でそれぞれ5人、オーストラリアとシンガポール、それにマレーシアでそれぞれ4人、台湾、フランス、それに日本でそれぞれ3人、韓国、アメリカ、マカオ、ベトナムでそれぞれ2人、ネパールで1人となっていて、13の国と地域で合わせて40人にのぼります。
感染者が確認された国と地域によりますと、ほとんどが武漢からの観光客や仕事などで武漢を訪問していた人たちだということです。
ベトナムでは…
このうちベトナムでは、武漢から訪れた父親とベトナムに滞在する息子の中国人2人の感染者が確認され、WHO=世界保健機関はこのケースについてはヒトからヒトへの感染が起きたとみられると明らかにしています。
フランスやオーストラリアでも
新型のコロナウイルスの感染者は新たにヨーロッパやオーストラリアでも確認されていて、世界に広がっています。
また、ヨーロッパで初めて感染者が確認されたフランスでは、仕事で武漢を訪れていた40代の中国系のフランス人など3人の感染者が確認されました。
新型のコロナウイルスの感染者が確認されたフランスでは感染を防ごうとマスクの需要が増えています。このうちパリ市内の薬局にはマスクを買い求めようと多くの人たちが訪れていますが、品切れとなっていて、店の入り口に「マスクの在庫はありません」と書かれた紙が貼り出されました。薬局を訪れた人たちは、店員に感染を予防するためにはどのようなマスクを購入したらよいか尋ねる姿も見受けられました。
パリ在住の女性は「フランスの国内でも感染者が確認されたので、いま持っているマスクを使えるのか、それともほかの種類のマスクが必要なのかを問い合わせたくて薬局を訪れました」と話していました。
フランスの地元紙「パリジャン」は、パリ市内や空港にある薬局では主にアジア系の観光客がマスクをまとめ買いしていると伝えています。
https://www3.nhk.or.jp/n…/html/20200125/k10012258891000.html