2021/02/13【新型コロナウイルス:COVID-19】フランス「感染者はワクチン1回接種を推奨」、世界初の見解か /フランス
フランスの保健当局は、新型コロナウイルスに感染し回復した人に対してはワクチンを1回のみの接種を推奨すると発表しました。
フランス高等保健機構は12日、1度感染した人は感染後の免疫反応がワクチンの1度目の接種に代わり得るとし、「最初の接種」が「2回目のワクチン投与」に該当する効果があるとの見解を明らかにしました。
フランスで現在使用が承認されているワクチンは全て2回の接種が必要ですが、感染者に1度だけの接種を推奨したのは世界で初めてとみられています。
一方、フランス医薬品保健製品安全庁は、アストラゼネカのワクチンを今月10日までに接種した1万人のうちの1.5%にあたる149人に高熱や倦怠感、頭痛などの副反応があったと報告を受けたと発表しました。今月6日から65歳以下の医療従事者に対してアストラゼネカ製ワクチンの接種が始まっていますが、接種後24時間近く副反応が続くケースも報告されたとしています。
フランスではデータが十分に得られていないとして、このワクチンの65歳以上の高齢者への接種を見合わせています。