2021/03/12【新型コロナウイルス:COVID-19】専門学校と病院で新たな集団感染 /埼玉県
埼玉県内では新たに鴻巣市の専門学校とさいたま市の病院で新型コロナウイルスの感染者の集団=クラスターが発生したと発表され、県とさいたま市は感染経路を調べています。
埼玉県によりますと、集団感染の発生が確認されたのは、鴻巣市の「関東工業自動車大学校」です。
この専門学校では、今月7日に学生の感染が確認され、その後、12日までに学生37人と教職員1人のあわせて38人の感染が確認されたということです。
県によりますと、講義の形式が自動車整備の実習が中心になってから、感染が広がったとみていて、ほかの学生や教職員の検査を進めるとともに感染経路を調べています。
また、さいたま市によりますとさいたま市桜区の「三愛病院」では、今月6日に入院患者3人の陽性が確認されて以降、入院患者や医療従事者の感染が相次いで確認され、感染者は12日までに合わせて8人となりました。
11日、これまでとは別の階の入院患者の感染が確認されたことから、市は、病院内で感染が広がっているとしてクラスターと判断したということです。
感染が確認された90代の入院患者の女性が、今月8日に亡くなったということです。
市は、入院患者や医療従事者合わせて500人あまりの検査を進めるとともに感染経路などを調べています。
埼玉県内では、12日、新たに155人が新型コロナウイルスに感染していたことが確認されたと発表されました。
1日の感染者の発表が150人を超えるのはおよそ3週間前の先月18日以来です。
内訳は、埼玉県の発表が120人、さいたま市が22人、川口市が8人、川越市が3人、越谷市が2人となっています。
これで、県内で感染が発表されたのは、合わせて3万641人となりました。
また、埼玉県とさいたま市は、新型コロナウイルスに感染した合わせて5人が死亡したと発表しました。
これで県内で感染が確認され、死亡した人は647人になりました。