2021/03/11【新型コロナウイルス:COVID-19】放課後児童会でクラスター発生 児童と職員10人感染 静岡・浜松市 /静岡県
浜松市は11日、市内の放課後児童会でクラスターが発生したと発表しました。午後3時半から会見を開き、詳細を説明しています。
市は「個人が特定され、児童・職員・家族・地域への影響が危惧されることから、放課後児童会の所在地・名称は公表しない」としています。
この放課後児童会は、市立小学校の校舎の中に専用の部屋があり、職員(支援員・補助員)5人、児童42人が在籍しています。(児童は1年生15人、2年生19人、3年生8人)
<感染状況>
3月5日に職員1人の陽性が判明し、7日に職員2人目が、8日に職員3人目が陽性と判明しました。
そして9日、休会中の児童を除く41人がPCR検査を受けた結果、児童7人(1年生3人、2年生4人)の陽性が判明したということです。
児童7人のうち4人が無症状、3人が軽症(発熱・頭痛・咽頭痛など)です。
<対応>
この放課後児童会は8日から当分の間、休会中としていて、9日に消毒作業を実施しました。今後の再開については、検査の結果を踏まえ判断することにしています。
また市は、このクラスターの発生を受け、設置されている小学校を11日と12日臨時休校としました。そして、検査を受けていない在籍児童(1年生~2年生)66人のPCR検査を実施する予定です。学校の再開については、検査の結果や校内消毒の状況を踏まえて14日に判断するということです。
感染経路について市は「放課後児童会に感染対策マニュアルを配布している。子供たちも検温、手洗い、うがいをしてから入室、子供たちが触る部分の消毒も毎日していたと聞いている。おやつを食べる際も、一方を向いて、黙って食べるよう指導していた。職員の感染が先なのか、無症状の児童がいたのかは分からない。このため、感染経路は不明」としています。
放課後児童会は公設民営で、月曜日から金曜日の午後、子供たちが宿題をしたり、外で遊んだり、おやつを食べたりして過ごしています。
浜松市内には142カ所設置されていて、今回クラスターが発生した放課後児童会は、育成会が運営していました。