2020/02/20【新型コロナウイルス:COVID-19】新型ウイルス 福岡市で60代男性の感染確認 九州で初 /福岡県
福岡市は市内に住む60代の無職の男性が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。九州で新型コロナウイルスの感染者が確認されたのは初めてで、男性はことしに入り、中国を含めた海外への渡航歴はないということです。
九州で初めて新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは、福岡市内に住む60代の無職の男性です。この男性は、今月13日から発熱の症状があり、市内の病院を受診しました。
病院では自宅療養を指示されましたが、19日になっても発熱が続いたため、同じ病院を再受診したところ、肺に陰影が見つかり、感染症指定医療機関に入院していました。男性には発熱や肺炎の症状があり、検査の結果、20日未明、陽性が判明したということです。また、食事を取ることができ、重症化はしていないということです。
男性と同居している妻と子どもの合わせて2人についても検査が行われていて、このうち妻は病院に入院しているということです。
男性はことしに入り、中国を含めた海外への渡航歴はないということで、福岡市は行動歴を確認するとともに、濃厚接触者の特定を急いでいます。
福岡市の高島市長は記者会見で、「市民一人一人の心がけ、特に手洗いや咳エチケットが大事だ。国や自治体などからの正確な情報をしっかり把握していただいて、『冷静に正しく恐れる、怖がる』ことが大事だと思う」と呼びかけました。
感染の経緯については、「調査結果が分かれば個人が特定されない範囲で伝えていきたい」と述べ、可能な範囲で説明していく考えを示しました。
https://www3.nhk.or.jp/n…/html/20200220/k10012293351000.html