新型コロナウイルス対策の特別措置法などの改正案は、3日、参議院内閣委員会などで質疑が行われたあと、3日夜開かれる参議院本会議で採決が行われ、自民・公明両党や立憲民主党などの賛成多数で可決・成立する見通しです。
新型コロナウイルス対策の実効性を高めるため、事業者や感染者への罰則を盛り込んだ、特別措置法などの改正案は、入院を拒否した感染者に対する刑事罰を削除するなどの修正を行ったうえで、1日、衆議院を通過し、2日からは参議院で審議が始まりました。
3日は、午前中から、参議院内閣委員会と厚生労働委員会の連合審査会が開かれ、改正案の質疑が行われたあと、午後、内閣委員会で討論と採決が行われ、賛成多数で可決される運びです。
そして改正案は、3日夜開かれる参議院本会議に上程されて採決され、自民・公明両党や立憲民主党などの賛成多数で可決・成立する見通しです。
与野党の修正協議を経て、新年度予算案よりも優先して審議が進められた結果、審議入りから4日間での成立となります。
一方、改正案をめぐっては、「まん延防止等重点措置」の運用や、事業者への財政支援のあり方を明確化する内容の付帯決議が衆議院で可決されていて、3日の参議院内閣委員会でも、同様の付帯決議が可決される見込みです。