新型コロナウイルスへの感染の有無を調べる検査について、日本医師会の横倉会長は、鼻などから採取した検体に加え、唾液を使った方法も導入するよう求めました。
日本医師会の横倉会長は記者会見し、緊急事態宣言が今月末まで延長されたことについて、「医療崩壊を防ぐために必要な判断だった。医療機関はひっ迫した状況にあるが、第2波に備えた体制を整備しなければならない」と指摘しました。
また、新型コロナウイルスへの感染の有無を調べる検査について、横倉会長は「唾液を使った検査の研究が北海道大学で進められているほか、アメリカではその検査を公的に認める動きもある」と述べました。
そのうえで、「医療従事者の感染リスクを減らすことが期待できる」として、鼻などから採取した検体に加え、唾液を使う方法も導入するよう求めました。
横倉会長によりますと、唾液を使う検査の導入を7日、加藤厚生労働大臣に日本医師会として要請したということです。