2021/03/15【新型コロナウイルス:COVID-19】昼カラの店で変異株12人感染 /千葉県
千葉県は、海外で感染が広がっている変異した新型コロナウイルスに17人が感染し、このうち12人は昼間にカラオケができる飲食店の利用者と従業員で、変異ウイルスの感染者の集団=クラスターが発生したと発表しました。
千葉県の森田知事は15日夕方、記者会見し、海外で感染が広がっている変異した新型コロナウイルスに男女17人が感染していることが確認されたと発表しました。
感染が確認されたのは、10歳未満から80代までの17人でいずれも海外の滞在歴はないということです。
そのうえで、このうち12人は県内にある昼間にカラオケができる飲食店の60代から80代の利用者と従業員で、変異ウイルスのクラスターが発生したことを明らかにしました。
県によりますと、この飲食店は地域の高齢者の仲間を中心に利用されていて、中にはマスクを着用しないで歌をうたっていた利用者もいるなど感染防止対策が不十分だったとみています。
千葉県内ではことし1月に緊急事態宣言が出されてから、昼間にカラオケができる飲食店で4件のクラスターが発生し、感染者がおよそ40人にのぼっていることから、県では歌をうたう際のマスクの着用やマイクの消毒のほか、適切に換気を行うよう呼びかけています。
森田知事は会見で「変異ウイルスは感染力が強いので非常に強い危機感を持っている。高齢の方は『おれは元気だよ』と思いがちだが、自分だけの問題ではなく、命を守ることを意識してほしい」と述べたうえで今後、変異ウイルスの検査を拡充していく方針を示しました。