2021/01/24【新型コロナウイルス:COVID-19】湯沢など年末年始スキー客減少 /新潟県
新潟県内スキー場の年末年始(12月29日~1月3日)の利用客数がまとまった。首都圏からの客が多い湯沢町や妙高市は、新型コロナウイルスの感染拡大と政府の観光支援事業「Go To トラベル」の一時停止の影響で前年から激減した。
湯沢町では全11スキー場が営業したが、利用客数は9万2820人で前年同期比45・8%減少した。町観光協会は「首都圏の客が7割以上を占め、『Go To』の一時停止が大きかった。昨年12月の関越道立ち往生や年末寒波も、出控えにつながったのではないか」と推測する。
8スキー場が営業した妙高市は4万1320人で、同比約35%の減。妙高市も「Go To」の影響を指摘した上で、「不要不急の外出を自粛するムードの中、来てくれとは言えなかった」と苦境を明かす。
南魚沼市は前年、記録的な暖冬少雪のため6カ所の営業にとどまったが、今年は9カ所が営業した。利用客数は6万440人で同比33・1%の増加。ただ、2年前との比較では43・7%減となった。市商工観光課は「首都圏などへの発信が難しかったことが影響した」とみている。
5スキー場がある魚沼市は、12月の集計で前年同月比で半減した。大雪のため奥只見シルバーラインが閉鎖され、奥只見丸山スキー場の客が減少した。1スキー場が営業した上越市も「大雪でスキー場へのアクセスが悪く、敬遠されたのではないか」とした。
新発田市のニノックススノーパークは例年並みの約5700人。地元や新潟市など近隣からの利用が多く、新型ウイルスの影響が少なかった。担当者は「ウイルス禍の中、予想より多かった印象だ」と話した。
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