2020/05/02【新型コロナウイルス:COVID-19】災害が発生したら…「ちゅうちょせず避難を」新型コロナ

新型コロナウイルスの感染が懸念される中で、災害時の避難をどう考えるか。防災関連の学会でつくる団体が緊急メッセージを発表しました。避難所だけでなく安全な親戚の家や自宅などに避難することも考えたうえで、ちゅうちょせず避難するよう訴えています。
緊急メッセージは、日本気象学会や土木学会など、防災に関連する58の学会や団体でつくる、「防災学術連携体」が発表しました。
台風や大雨による災害で避難する場合、学校や公民館といった自治体が指定する避難所では多くの人が密集し感染リスクが高くなることが懸念されています。
メッセージでは、近くの親戚や知人の家などを避難先にできるようあらかじめお願いしておくほか、安全であれば自宅にとどまり避難できるよう食料や水などを備蓄しておくことを勧めています。
そのうえで、避難勧告など自治体から避難の情報が発表された場合には、命を守るため、ちゅうちょせず避難するよう強く訴えています。
避難所を設置する国や自治体に対しては、避難所の数を増やし、学校では体育館だけでなく教室も使って、避難者のスペースを確保する、感染の疑いがある人は隔離するといった対策の準備を求めています。
「防災学術連携体」の米田雅子代表幹事は、「災害と感染といった複合災害発生の危険が現実的に差し迫っている。被害を軽減するため、できることから備えてほしい」と話しています。

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