2021/01/05【新型コロナウイルス:COVID-19】高齢者施設などの感染予防に注力
新型コロナウイルスの感染状況について、札幌市の秋元市長は4日の年頭記者会見で、年末年始の感染者の急増は防げたものの、依然として高齢者施設での感染拡大や繁華街からの市中感染の広がりが懸念されるとして、定期的なPCR検査を実施して感染予防に力を入れる考えを示しました。
この中で秋元市長は「市民の協力で年末年始の新規感染者の急増は避けることができたが、連日、感染確認はふた桁台で、依然として高齢者の感染も続いている。医療機関の負担は軽減されておらず、今後も感染を徹底して抑え込むことが重要であることに変わりはない」と述べました。
その上で高齢者施設などでの感染拡大や重症化を防ぐとともに、繁華街から市中感染が広がらないよう高齢者施設やススキノの接待を伴う飲食店を対象にした定期的なPCR検査を実施し、感染予防に力を入れる考えを示しました。
また、観光需要を喚起するため市内のホテルや旅館の宿泊料を割り引く「サッポロ冬割」の実施時期について、秋元市長は「感染状況を見極めつつ、今月中旬をめどに判断したい」と述べました。
一方、秋元市長は記者会見で、ことしの抱負を込めた1字として「望」という漢字を掲げ、「市民とともに危機を乗り越え、明るい希望に満ちた年にしたい」と述べました。