【梅毒】梅毒早くも1000例に
全国の梅毒患者の報告数が、今年初めから3月20~26日(第12週)までで1013例と早くも千例を突破したことが、国立感染症研究所のまとめで分かった。
1974年以来の4千例超えとなった昨年でも、同週までの報告数は796例。今年はそれを200例余り上回るハイペースとなっている。
梅毒は60年代に報告数1万人を超えた時期があったが、その後減少。近年の急増では、若い女性の感染が増えたことは分かっているが、背景や原因は明らかでない。
厚生労働省は研究班を設けて原因究明を進めるとともに、心配がある場合はパートナーと一緒に早めに検査を受けるよう勧めている。