【毒キノコ】食中毒、ツキヨタケが最多 東京都は「予防5カ条」
厚生労働省によると、過去10年間に発生した毒キノコによる食中毒491件(1441人)の被害のうち、原因として最も多いのは「ツキヨタケ」の203件(720人)。シイタケなどの食用キノコに似ていることから、誤食されることが多い。ほかにクサウラベニタケ(87件265人)、テングタケ(20件35人)などが多い。
同省ホームページによると、雑木林などに生えるドクツルタケやシロタマゴテングタケは食べると死亡する場合がある。
東京都福祉保健局は「キノコの見分け方には迷信が多い」と指摘。「縦に裂けるものは食べられる」「地味な色は食べられる」などは、いずれも虚偽という。同局はホームページなどに「食中毒防止5カ条」を掲載。確実に鑑定された食用キノコ以外は食べない、言い伝えは信じない――などと呼びかけている。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG13H39_Z10C17A9CC0000/