【水疱瘡】子どもが水ぼうそうに感染した可能性がある時は、どんな対策をすればいいですか?
水ぼうそうは保育園や幼稚園で感染者が出ると、すぐに周囲にうつってしまいます。まだ子どもの予防接種が済んでいない時に感染した可能性がある場合は、どう対策したらいいのでしょうか。
ママからの相談:「1歳の子どもが水ぼうそうに感染していないか心配です」
『1歳の娘が、水ぼうそうにかかっていないか心配です。先日支援センターで遊んでいたら、お友達の足に発疹が出ていました。上の子の幼稚園で水ぼうそうが流行っていて、うつったかもしれないとその子のママが言っていました。その後、水ぼうそうだったと連絡がありました。遊びながら玩具の貸し借りや手を繋いだりして接触していましたし、まだ予防接種を受けていないので心配です。今出来る対策があれば、教えて下さい。(30代・女性)』
水ぼうそうは空気・飛沫・接触感染します 水ぼうそうは感染力が強いため、感染者と同じ空間にいるだけでも感染が広がることもあります。そのため、出来るだけ感染者と接触しないようにしたほうがいいでしょう。
『水ぼうそうは、皮疹が出ている段階で感染力があります。接触感染もしますが、水ぼうそうを持ったお子さんと同じ空間に居ることでも感染が拡大します。そのため、お子さんが水ぼうそうを発症するリスクがあることは否定できません。(小児科専門医)』
『水ぼうそうは感染力が強く、空気・飛沫・接触感染します。感染者と接触があったのでしたら、感染するリスクは高いでしょう。(看護師)』
受診して現状を把握し、対策について相談しましょう 水ぼうそうには潜伏期間が2週間あり、その期間中でも緊急接種といって予防接種を受けることが出来ます。ただし、ウィルスに接触してからの期間により対策が異なるため医師に相談してみましょう。
『水ぼうそうは潜伏期間が約2週間あり、この期間中でも予防接種することが可能です。緊急接種といって、水ぼうそうの免疫が不十分な方が感染者との接触後3日以内の場合は約90%、5日以内の場合は約70%発症を防ぐことができます。発症しても、ほぼ100%重症化を防ぐといわれています。(看護師)』
『現状出来ることとしては、接触時期からみて数日間様子を見ながら抗ウィルス薬を内服することが挙げられます。しかしこの方法も水ぼうそうウィルスに接触してからの期間がカギとなるため、もしかしたら相談者さんの場合は適応にならない可能性があります。一度正確な現状を把握するために、かかりつけの先生を受診して下さい。(小児科専門医)』
水ぼうそうは感染力が強いため、同じ部屋で遊んでいただけでも感染のリスクはあるそうです。緊急接種という予防接種や抗ウィルス薬を内服する対策があるようですが、まずは医師に相談してみましょう。