【狂犬病】タイで今年初の狂犬病死者、昨年は11人死亡 /タイ
タイのテレビ報道によると、東北部スリン県スリン市で教師のタイ人女性(59)が狂犬病に感染して死亡したことが25日、確認された。今年に入りタイ国内で狂犬病による死者が確認されたのは初めて。
女性は19日に発症し、スリン市内の病院で手当てを受けたが、22日に死亡した。
女性はイヌ好きで、自宅で5匹飼っていたほか、近所の野良犬にもエサを与えていたという。
タイ当局によると、今年1月1―24日にイヌ、ネコ、ウシなど動物の狂犬病感染の報告があったはバンコク都、中部サムットプラカン県、アユタヤ県、東部ラヨン県、チョンブリ県、チャチュンサオ県、東北部スリン県、ロイエット県、ナコンラチャシマ県、ブリラム県、マハーサラカム県、ルーイ県、南部ソンクラー県、クラビ県、北部チェンライ県などで、計100件近くに上る。
一方、2017年に報告があったタイ国内の狂犬病患者は8県の11人で、全員が死亡した。患者が出たのはサムットプラカン県、チャチュンサオ県、チョンブリ県、チェンライ県、北部ナーン県など。
狂犬病は狂犬病ウイルスによる感染症で、感染した哺乳類にかまれたり、傷口、目や口の粘膜をなめられたりすることで感染する。発病後の有効な治療法はなく、ほぼ100%死亡する。
www.newsclip.be/article/2018/01/25/35298.html