【研究施設】「世界最高の安全性確保」 長崎大病原体研究施設の構想案
長崎大は、致死率の高い危険な病原体を扱うバイオセーフティーレベル4(BSL4)の研究施設の基本構想案を、地域住民に示した。副作用が低く効果が高い治療薬の開発や専門家の育成といった目標を掲げ、外部の意見を踏まえながら世界最高水準の安全性を確保することを盛り込んだ。
長崎市内のキャンパスに設ける計画。構想案によると、施設で扱うのは感染症法など現行の規定に基づき、空気感染しない病原体。エボラ出血熱やラッサ熱などを想定する。
ただ、新たな病原体が登場して関係法規が改められた場合、一定の条件を満たした上で空気感染する病原体も研究するとした。
安全対策では、実験室から外部につながる排気管に特殊なフィルターを二重に取り付けるとした。
http://www.sankei.com/reg…/news/170525/rgn1705250064-n1.html