【結核】川崎で結核の集団感染 発病者1人、感染者14人 /神奈川
神奈川県川崎市は12日、市内で結核の集団感染があったと発表した。50代の男性が昨年9月、肺結核と診断され、男性の家族や同僚に発病者1人、感染者14人を確認したという。
市によると、感染源の男性はせきや声がかすれる症状があったが、既に回復している。症状が出ていない感染者についても支援を続けているという。
結核はせきやたん、発熱、体重減少、胸痛などが主な症状で、市内の2015年の罹患(りかん)率は人口10万人あたり15・3と全国を上回る。市内での集団感染は15年3月以来。市は結核は過去の病気ではないとして、2週間以上せきが続いた場合は早めに受診したり、胸部X線検査を毎年受けたりするように呼びかけている。