都内の病院で、結核の集団感染で2人が死亡した。
東京都によると、2017年11月、68歳の男性が、全身衰弱で東京・大田区内の病院に緊急入院したが、入院6日後に肺結核と診断され、結核病棟のある病院に転院した。
男性は、転院3日後に、結核により死亡した。
その後、男性が最初に入院していた大田区内の病院では、入院患者や職員あわせて109人が、結核に感染の疑いがあるとされ、10人が発症した。
このうち、1人が結核で死亡し、4人が治療中、2人が別の疾患が原因で死亡している。
感染拡大の主な原因は、当初、結核を疑わず、感染性の飛まつが大量に出る、たんの吸引を行っていたことなどが指摘されていて、病院の管理態勢が問われている。