2017/10/02【腸管出血性大腸菌:O157】保育施設でO157集団感染 18人、回復向かう 鳥栖 /佐賀県
【腸管出血性大腸菌:O157】保育施設でO157集団感染 18人、回復向かう 鳥栖 /佐賀県
佐賀県は1日、鳥栖市内の認可外保育施設に通う幼児や職員ら18人が腸管出血性大腸菌(O157)に集団感染したと発表した。既に回復に向かっているといい、鳥栖保健福祉事務所が感染経路を調べている。県内でのO157の集団発生は本年度初めて。
県健康推進課によると、施設に通う男児(3)が9月24日夜から、下痢や腹痛などの症状を訴えた。鳥栖市内の医療機関で検査したところ、30日までに男児や保護者ら計3人の感染が判明した。施設の利用者をさらに調べると、他に1~4歳の11人と職員4人が感染していた。
県内での本年度の腸管出血性大腸菌感染症の集団発生は 唐津市でのO26感染に続き2例目で、感染者数は計35人。同課は「O157などは経口感染しやすい。手洗いや調理器具の消毒を徹底してほしい」と呼び掛けている。