【腸管出血性大腸菌:O157】長崎の女性 O157 /長崎県
長崎市は14日、市内の75歳女性が腸管出血性大腸菌O157に感染したと発表した。埼玉、群馬両県での集団食中毒も踏まえ、県は注意を呼び掛けている。
市によると、女性は6日に下痢や血便、嘔吐(おうと)などの症状を訴えて受診。検便の結果O157が検出され、入院加療中。市の聞き取りでは外食や総菜店の利用はなかったといい、集団食中毒の可能性は低いとみられる。県内のO157感染患者数は今年6人目。
群馬、埼玉両県の集団食中毒では、同じ遺伝子型のO157が2県以外の広域で検出された。厚生労働省は感染源特定のため、同一遺伝子型の菌を検出した場合、患者から食事内容や旅行の有無、動物との接触などの行動記録を聞き取るように自治体に通知した。県によると、県内で8月以降O157に感染した患者からは同一遺伝子型の菌は検出していない。
県は7月、O157を含む腸管出血性大腸菌の感染を防ぐためのリーフレットを作成し、各保健所を通じて学校や高齢者施設に配布。7、8月は飲食店や食品製造業者などの一斉取り締まりも実施した。県によると、O157による集団食中毒は県内では2007年以降発生していない。
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