2018/10/03【腸管出血性大腸菌:O121】モスフード、食中毒対策を発表 非加熱食材の洗浄徹底 /長野県
「モスバーガー」を運営するモスフードサービスは3日、食中毒事故の再発防止策を発表した。野菜など非加熱食材の検査や洗浄などを徹底する。8月に関東・甲信地域にある19店舗の来店客で食中毒とみられる症状が発症したため。
工場で加工するカット野菜と農家から購入する生鮮野菜が対象。カット野菜は洗浄と殺菌を強化するほか、温度管理などを徹底する。生鮮野菜はサンプル品による検査を強化したうえで、店舗での洗浄の徹底などを実施する。
8月に19店舗に来店した28人が腸管出血性大腸菌O121に感染していた。すでに長野県上田市の「アリオ上田店」と同県茅野市の「茅野沖田店」の2店舗が保健所から営業停止の行政処分を受けている。
モスフードは社内調査を実施してきたが、感染源や感染経路を特定できなかった。ただ野菜類が原因であると推測し、再発防止策をまとめた。外部の有識者の意見を取り入れた衛生管理安全プロジェクトを設け、再発防止を徹底する。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36070730T01C18A0HE6A00/