2017/08/14【豚インフルエンザ:H1N1】ミャンマーの豚インフル感染者204名、死者23名に /ミャンマー
【豚インフルエンザ:H1N1】ミャンマーの豚インフル感染者204名、死者23名に /ミャンマー
入院患者数は減少
ミャンマー保健・スポーツ省保健局によると、7月21日に始まった豚インフルエンザの流行で感染が確認された患者は、8月11日時点で204名に上り、23名が死亡したという。
これまで全国15地域のうち10地域で、計535名が重症の急性呼吸器感染症で入院。そのうち豚インフルエンザとして知られるH1N1ウイルスへの感染が認められたのは204名だという。
ミャンマーの最大都市ヤンゴンでは、256名の患者のうち73名がH1N1に感染し、7名が死亡。現在の感染者は58名で、5名がWaibargi専門病院で治療を受け、残りの53名は地方域や州の病院で治療を受けているが、入院患者数は減少している。
また、チン州以外では豚インフルエンザの大規模な流行の報告はなく、医療スタッフや家族への感染も依然として低いことから、H1N1ウイルスの2次感染率は高くないという。
なお、世界保健機関(WHO)はミャンマー政府に技術サポートを提供し、地域の専門家と協議しながら、海外での検体検査を援助している。
カンボーザ・グループの財団が病院へ備品を寄贈
エーヤワディ地方域にあるハインサダ総合病院(Hinthada General Hospital)は、カンボーザ・ブライター・フューチャー財団(Kanbawza Brighter Future Myanmar Foundation)より、アイ・プロテクション、マスク、手袋、個人用防護具(PPE)が寄贈されたという。
同財団は、保健・スポーツ省にも5,000万チャットと個人用防護具200セットを寄贈し、ヤンゴン総合病院(Yangon General Hospital)の集中治療室にも個人用防護具60セットを寄贈。
さらに、300床を有するタッマドゥ産科・小児病院(Tatmadaw Maternity and Child Hospital)にも100セット寄贈している。
https://www.myanmar-news.asia/news_bPdyMr3v74_486.html