2020/01/08【豚コレラウイルス】沖縄でCSF(豚コレラ) 農相 那覇空港の検疫体制を視察 /沖縄県
沖縄県の養豚場で飼育されているブタがCSFに感染していることが8日、確認されたことを受けて、江藤農林水産大臣は急きょ沖縄県を訪れ、那覇空港での検疫体制を視察しました。
CSFのウイルスは、靴に付着して持ち込まれる可能性があるため空港では、旅行客の靴を消毒するためのマットが用意されています。
また、探知犬が手荷物の臭いを嗅いで肉製品が不正に持ち込まれていないか見回りも行っています。
CSFは、これまで野生のイノシシによって中部地方や関東地方などで感染が広がっていましたが、沖縄県で確認されたのは初めてで、陸続きではない地域での発生に農林水産省は危機感を強めています。
視察のあと江藤大臣は「いちばん恐れていた遠隔地での発生で、深刻な事態だと認識している。感染経路を明確にするとともに、これ以上広がらないよう、素早く対応しなければならない」と述べました。
そしてワクチンがないASF、いわゆるアフリカ豚コレラが、中国や韓国などでは発生しているとして「ASFが国内で発生すれば養豚業の存亡に関わる。ことしはオリンピック、パラリンピックの年で、水際対策の徹底に向け、あらゆる努力をしたい」と述べ、検疫の体制をさらに強化する考えを示しました。
https://www3.nhk.or.jp/n…/html/20200108/k10012238971000.html