2017/02/18【集団食中毒】児童ら500人余 給食原因の集団食中毒か /東京都立川市
【集団食中毒】児童ら500人余 給食原因の集団食中毒か /東京都立川市
17日の夕方以降、東京・立川市の7つの小学校の児童と教職員が相次いでおう吐や腹痛などの症状を訴え、症状を訴えた人は18日午後2時までに合わせて500人余りに上っています。保健所は、学校給食が原因の集団食中毒の疑いがあると見て調べています。
17日の夕方以降、東京・立川市の7つの小学校に通う児童と教職員がおう吐や腹痛などの症状を訴えているという連絡が市の教育委員会に相次ぎました。
教育委員会によりますと、症状を訴えている児童と教職員は、把握できているだけで18日午後2時までに合わせて517人に上るということです。入院している児童3人を含めて、重症者はいないということです。
これらの7つの小学校には市内の同じ給食センターで調理されたおよそ3000人分の給食が提供されていて、17日のメニューは、鶏肉のトマト煮とパセリポテト、それに、フルーツポンチだったということです。
地元の保健所は、学校給食が原因の集団食中毒の疑いがあると見て、18日朝、担当者が給食センターで立ち入り検査を行い、保存していた給食や調理場の衛生状況などを調べています。結果が出るまでには5日程度かかる見込みで、教育委員会は、今月24日まで、この給食センターで調理した給食の提供を中止することにしています。
会見で、立川市教育委員会の小町邦彦教育長は「保護者や子どもたちにつらい思いをさせてしまい、深くおわび申し上げる」と述べました。
立川市の給食調理方式
立川市教育委員会によりますと、市内の小学校では、20校のうち13校で同じ給食センターで調理された給食が提供されています。
13校は、Aブロックの6校とBブロックの7校の2つのブロックに分かれ、症状を訴えている児童や教職員がいるのは、いずれもBブロックの学校です。
メニューはブロックによって異なり、Bブロックの学校では、17日、この給食センターで調理された鶏肉のトマト煮とパセリポテト、フルーツポンチが提供されたということです。また、Bブロックの学校では、17日、ミルクパンと牛乳も提供されていますが、これらは給食センターとは別の場所で作られているということです。
http://www3.nhk.or.jp/ne…/html/20170218/k10010881591000.html