【食中毒】ベトナム北部の村で7人死亡、中国産菓子が原因か― /ベトナム
2017年2月14日、ベトナム紙ニャンザンは、ベトナム北部のライチャウ省で7人が食中毒とみられる症状で死亡したことについて、「中国産の菓子が原因かもしれない」と報じた。
同省内の村にある民家で10日夜、60歳の男性が食事後に頭痛や吐き気を訴えた後、死亡した。さらに、翌11日から13日にかけて手伝いや葬儀でこの家を訪れ飲食した多数の住民も同様の症状を起こして、6人が死亡、15人が病院に搬送された。
ライチャウ省は中国の雲南省に隣接しており、ベトナムで最も貧しい省の一つとされる。同紙は目撃者の証言として、住民らは国境付近で購入した酒を飲み、中国製の「花生糖」(ピーナッツを飴で固めた菓子)を食べたと伝えた。またニャンザンの他、トゥオイチェー、タインニエンといった大手ベトナム紙も「中国産の飴菓子」に言及している。
現地当局の初動調査によると、原因は食中毒とみられ、事件性をにおわせるものは見つかっていないという。