2019/08/16【食中毒】十八駅伝選手53人食中毒 鹿角の施設、3日間営業停止 /秋田県
秋田県生活衛生課は16日、鹿角市八幡平の温泉宿「八幡平大沼茶屋湖」の飲食施設で今月7日に昼食を取った53人が食中毒を発症したと発表した。同日開かれた十和田八幡平駅伝競走全国大会(十八駅伝)に出場した県内外8チームの選手で、重症者はいない。大館保健所は18日まで飲食施設を3日間の営業停止処分とした。
同課によると、53人は20~40代の男性。レース終了後の午後0時半すぎ、親子丼やカレーなどを食べた。午後4時ごろから10日朝にかけ、下痢や腹痛、嘔吐(おうと)などの症状を相次いで訴え、うち22人が医療機関を受診した。病原菌は特定されていないが、発症者が共通して口にしたのはここの料理だけだったことから、食中毒と判断した。この日は選手たちを含め83人が同様のメニューを口にしており、発症者が今後増える可能性もあるという。
宿は同市の業者「だんぶり」(阿部孝夫社長)が運営。10日から飲食施設の営業を自粛している。