県は17日、自宅でフグを調理して食べた今治市の60代の男性に呼吸困難などの症状が出たと発表した。男性は東温市の医療機関に入院。今治保健所はフグによる食中毒と断定した。
県によると、男性は魚種不明のフグ10匹を入手(入手経路は調査中)し、15日午後5時半ごろ、調理して刺し身などを食べ、午後9時ごろに発症した。現在は回復傾向で、県条例に基づくフグ取扱者の免許を持っていなかった。
県内ではフグによる食中毒は2015年~19年5月に5件発生し、いずれも家庭での無資格調理。県は、有資格者が適切に処理したフグを食べるよう呼び掛けている。