【食中毒訴訟】生肉食中毒事件、和解へ 金沢地裁で9月にも
2011年に5人が死亡した焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の生肉集団食中毒事件で、運営会社と被害者8人が、肉を卸した大和屋商店(東京)に損害賠償を求めた金沢地裁の訴訟の和解が9月7日に成立する見通しであることが21日、分かった。
被害者側の代理人弁護士によると、大和屋が受け取る保険金約1億円を被害者に分配、大和屋が被害者に謝罪することも和解条項に盛り込まれる。
運営会社のフーズ・フォーラス社(東京、特別清算中)は、原告以外の被害者に利害関係人として訴訟に参加するかの意向を確認。
7月上旬までに約110人が応じた。今後、裁判所と協議して分配額を確定する。