2017/02/17【鳥インフルエンザ】鳥インフル、中国で感染者急増 家禽市場の閉鎖相次ぐ /中国
【鳥インフルエンザ】鳥インフル、中国で感染者急増 家禽市場の閉鎖相次ぐ /中国
中国でH7N9型鳥インフルエンザの人への感染が急増し、各地で生きた家禽類を販売する市場が閉鎖されている。
中国国営新華社通信は、今年に入って少なくとも6省で人のH7N9型感染が報告されたと伝えた。
中国国家衛生家族計画委員会によると、人への感染は昨年12月から急増し、同月は106人の感染が確認され、20人が死亡した。今年1月の感染者は192人、死者は79人に増えている。
世界保健機関(WHO)中国支部も、1月はH7N9による死者が過去最多になったことを確認した。
中国衛生当局によれば、2月6日から12日にかけては61人が鳥インフルエンザに感染し、うち7人が死亡した。
国営メディアによると、四川、湖南、浙江の各省など感染が確認された地域では、ウイルスの拡散を防ぐために生きた家禽(かきん)類の取引を停止した。
感染者の数は、2015年12月から16年2月の間に確認された総数の4倍を超えている。16年1月の死者は5人にとどまっていた。
WHOでは考えられる原因として、今シーズンはインフルエンザの流行が始まるのが早く、家禽類の感染率が高まっていると指摘したが、確固とした結論は出せないとした。
ただ、ウイルスが制御不能な状態に陥っているわけではないとWHO担当者は述べ、「現時点で持続的な人から人への感染を裏付ける証拠はない」と説明。前年までと同様、感染者は家禽類と接触したことが分かっているといい、「今後も警戒を続ける」と話している。
http://www.cnn.co.jp/world/35096778.html