2019/11/28【麻疹ウイルス:はしか】アフリカ コンゴ はしか流行 死者5000人超 9割以上が5歳未満 /コンゴ
世界的にはしかの流行が広がる中、アフリカ中部のコンゴ民主共和国で、はしかの感染による死者が5000人を超えたとユニセフ=国連児童基金が発表しました。このうち、9割以上は5歳未満の子どもで、ユニセフは国際的な支援を呼びかけています。
ユニセフ=国連児童基金などによりますと、コンゴ民主共和国では、ことしに入ってから今月17日までの間に、はしかの感染による死者が5110人に上ったということです。このうち、9割以上が5歳未満の子どもで、子どもへの感染が深刻となっています。
WHO=世界保健機関によりますと、はしかの患者数は世界的に急増していて、ことし1月から7月までの7か月間の推計で、アフリカ地域では去年の同じ時期と比べておよそ10倍となっています。
エボラ出血熱への対応で医療スタッフが不足していることや、治安の悪化によりワクチンが届けられない地域があることで、流行が拡大したとみられるということです。
コンゴ民主共和国では、ことし6月にはしかの流行が宣言され、その後、ワクチン接種を普及させる対策がとられましたが、流行の勢いはおさまっておらず、ユニセフは国際的な支援を呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/n…/html/20191128/k10012194591000.html