衛生管理対策・方法のありがちな罠(3)
用具類の管理は適切ですか?
こんにちは、感染症対策コンサルタントの向田です。
本日は、よくある衛生管理のありがちな罠の続編について対策や方法などを解説します。
本日は清掃用具の管理についてです。
清掃用具の管理を理解する前に、清掃作業の流れをまずは整理してみましょう。
清掃の流れ
- 清掃箇所の手順の確認
- 用具の準備
- 実施
- 用具の洗浄
- 用具の保管
となっています。
それぞれ考えてみましょう。
1)清掃箇所の手順の確認
つまり、清掃する場所によって汚染度合いや設備の違いありますので、手順は異なります。きちんとマニュアルで管理しなければ仕上がりには個人差が発生します。清掃マニュアルは存在していますか?
2)用具の準備
トイレと厨房の用具を同じものは使用しません。つまり、清掃箇所によって使用する用具を分けなければなりません。用具の指定やカラー分けなどの工夫はされていますか?
3)実施
適切な手順と用具で、きっちりと実施します。
4)用具洗浄
清掃用具は、汚れを取り除くために使います。その汚れをきちんと落としていますか?
5)用具の保管
水で洗浄したものはしっかりと乾燥させていますか?モップか替え糸を取り外していますか?
これらはすべてマニュアル化が可能です。
管理とは、これらの1~5を適切に出来ているのかをチェックすることです。
皆さんの施設やお店は大丈夫ですか?一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
お困りの場合は、感染症.comへご相談ください!