衛生管理対策・方法のありがちな罠(6)
掃除用具はどこに保管していますか?
こんにちは、感染症対策コンサルタントの向田です。
本日は、よくある衛生管理のありがちな罠の続編について対策や方法などを解説します。
今回は掃除用具の保管場所についてです。
上の写真は、学校などでも見たことがある掃除用具の収納ロッカーです。
このような収納ロッカーを使用している施設やお店も多く見かけますが、この収納ロッカーを使用する際に、気を付けなければならないポイントがあります。
さて、どのような事でしょうか?
この収納ロッカーは、上部と下部に通気口がありますが、扉を閉じてしまうと、そこまで通気性が良いとは言えません。この写真のものにかぎらず基本的に収納ロッカーは通気性は良いとは言えません。
通気性の悪い場所に水分の含んだ雑巾を保管したらどうでしょうか?収納ロッカーの中で湿気がこもり、カビが発生する基となります。
つまり、「水分を含んだものを収納してはいけない」ということです。
カビや雑菌まみれのモップや雑巾で掃除をすれば、何をしているのかわかりませんね。
ですので、このような収納ロッカーには、乾燥している用具を収納するべきなのです。
ほうき、チリトリ、モップの柄などが良いでしょう。また、用具は吊るして保管するとホウキなどの毛先が変形せずに長く使用することが見込めます。
水分の含んだ用具は、よく乾燥させてから収納するか、通気性の高い場所で保管をすると良いでしょう。
とくに夏場は気温も高くなり、湿度も高まりますので、注意が必要ですので、気になった方は感染症.comまでお問い合わせください。