「プール熱」と呼ばれる子供に発熱などを引き起こす感染症が広がっていて、最新の1週間の患者数がこの時期としては過去最多になったことがわかりました。
「咽頭結膜熱」は、主に子供がアデノウイルスに感染することで、発熱やのどの痛み、結膜炎などを伴う感染症で、かつては夏場にプールの水を介して流行することがあり、「プール熱」とも呼ばれています。
国立感染症研究所によりますと、今月14日までの1週間に全国の医療機関から報告された患者の数は、1医療機関あたり0.66人で、この時期としては過去10年で最も多くなっています。都道府県別では、奈良県が最も多く、次いで、鹿児島県、北海道、三重県の順でした。
咽頭結膜熱の感染は夏にかけてピークを迎えるため、厚労省は手洗いの徹底などの予防を呼びかけています。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3060503.html