概要
平成30年2月20日(火曜日)午前10時30分頃、館山市内のホテルから「2月18日(日曜日)の宿泊者から、医療機関を受診したところアニサキス症と診断された旨の申し出があった。」旨の連絡が安房保健所にあり、調査を開始した。
調査の結果、2月18日(日曜日)に館山市内のホテル「トスラブ館山ルアーナ」に宿泊し、当該ホテル内の飲食店を利用した1グループ3名のうち1名が腹痛等の症状を呈し、医療機関を受診していたことが判明した。
患者の胃からアニサキスが摘出され、医師から食中毒患者等届出票が提出されたこと、患者の発症状況がアニサキスによるものと一致していること、アニサキス症の原因となる鮮魚介類の喫食は当該飲食店が提供した食品に限られていることから、本日、安房保健所長は、当該飲食店を原因施設とする食中毒と断定し、営業停止処分を行った。
なお、患者は回復している。
1 喫食者数
3名
2 患者数
1名 (内訳)男性36歳
3 受診状況
医療機関受診者1名(入院なし)
4 主な症状
腹痛、発熱、悪寒、倦怠感
5 発症日時
平成30年2月19日(月曜日)午前4時頃から
6 原因施設
所在地:館山市洲宮字白岾833番の1
営業者:株式会社エイ・ピー・シー 代表取締役 三枝康
屋号:トスラブ館山ルアーナ クークル
業種:飲食店営業
7 原因食品
2月18日(日曜日)夜に当該施設で提供した食事
(主な献立)お造り(生マグロ、サワラ、カンパチ、イシダイ、キンメダイ、イサキ)、寒ブリしゃぶしゃぶ等
8 病因物質
アニサキス
9 行政措置
営業停止2日間(平成30年2月23日から2月24日まで)