燕市で11月に学校給食を食べた小中学生27人が体調不良を訴えた問題で、市教育委員会は4日、専門機関による給食の検査結果を市議会に報告し、「検査では、アレルギーや食中毒が原因で発症したものではなかった」とした。
この問題では、11月13日に市東部学校給食センターの給食を食べた9校の27人が息苦しさやかゆみなどを訴えた。市教委は原因を調べるため、13日の給食を県環境衛生中央研究所(長岡市)に提出していた。
結果は11月末に速報として受け取った。卵、乳など食物アレルギーの原因になりやすい7品目は検出されず、大腸菌など食中毒についての項目は全て陰性だった。
学校教育課は「結果を専門医や保健所などに情報提供し、どのような原因が考えられるのか相談する」とした。