山形市内の温泉施設を利用した高齢者3人が肺炎などを起こして入院し、保健所は、温泉施設からレジオネラ属菌が検出されたことなどから、レジオネラ属菌による集団感染と発表しました。
保健所は、この温泉施設を利用した人で高熱などが続く人は、医療機関に相談してほしいと呼びかけています。
集団感染が起きたのは、山形市羽黒堂にある温泉施設「沼木温泉 辻ケ花」です。
山形市保健所によりますと、この温泉施設を先月24日から31日にかけて利用した、いずれも山形市内に住む70代の男性2人と女性1人が、発熱や肺炎などを起こして医療機関に入院しているということです。
このうち女性は一時、意識障害がありましたが、現在は3人とも快方に向かっているということです。
3人からはレジオネラ抗原が検出されたほか、保健所が行った温泉施設への立ち入り検査の結果、浴槽から基準を上回るレジオネラ属菌が検出されたということです。
このため、保健所は5日、レジオネラ属菌による集団感染だとわかったと発表しました。
これを受けて、温泉施設では5日から当面の間、営業を自粛しているということです。
保健所では、この温泉施設を利用した人で高熱や息苦しさなどが続く人は、医療機関に相談してほしいと呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/…/yamagata/20190905/6020004723.html