2019/09/11【カンピロバクター】志賀高原の旅館で41人食中毒 /長野県
先月、山ノ内町の旅館で食事をした東京の中学生や高校生など合わせて41人が下痢や発熱などの症状を訴えていたことがわかり、県はこの旅館で提供された料理が原因の食中毒と断定して3日間の営業停止を命じました。
県によりますと、先月25日から28日にかけて山ノ内町の志賀高原の旅館「北アルプスを望む露天風呂の宿ひがしだて」で合宿をしていた東京の女子中学生と高校生、それに一般客の男性合わせて41人が、下痢や発熱の症状を訴えたということです。
保健所が調べたところ、このうち14人と旅館で使っている水から食中毒を引き起こす細菌の「カンピロバクター」が検出されました。
41人全員がこの旅館で調理された料理を食べていたことから、県はこの旅館で提供された料理が原因の食中毒と断定し、旅館の調理部門に対して9日から3日間の営業停止を命じました。
41人は全員が快方に向かっているということです。
NHKの取材に対し、旅館は「大変申し訳なくおわび申し上げます。1日も早い回復を願っています」と話しています。
「カンピロバクター」は鶏肉などの食肉に付いていることが多く、県は、肉を食べる時には十分に加熱することや、生肉を扱った調理器具をきちんと洗浄することなど注意を呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20190909/1010010291.html