厚生労働省は、住宅が浸水した場合、細菌やかびが繁殖しやすくなるため、ほこりを吸い込まないよう対策を取って清掃するなど、感染症に注意を呼びかけています。
住宅がいったん水につかると細菌やかびが繁殖しやすくなり、感染症のリスクが高まることから、清掃が大切だとしています。
浸水から数日たつとかびが発生していることもあるため、清掃の際には、ドアや窓を開けてしっかりと換気することや、ほこりを吸い込まないようゴーグルやマスクを身に着け、清掃が終わったあとにはしっかり手を洗うよう呼びかけています。
また、清掃中は、けがをして傷口から感染するのを防ぐため、厚手の手袋や厚底の靴、それに長袖の服を身に着けることや、室内に流れ込んだ泥を取り除いたうえで消毒するよう呼びかけています。
復旧作業の本格化に備え、被災地の自治体が取り組みを始めていて、このうちおよそ160棟が浸水した東京 世田谷区は可能な範囲での消毒作業を無料で行うとしていて、世田谷保健所で相談を受け付けます。
また、広い範囲で住宅が浸水した栃木県佐野市は、消毒のための薬剤がすでに不足している状況だとして、薬剤を提供できる企業などに支援を呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/…/20191014/k10012131311000.html